昔から「人平は変わってるよね」と人から言われる。

別に変わってはいないと思うのだが、

よ〜く言われるので言い訳タラタラ自分のことについて話したいと思う。

「へ〜そんな生き方もあるのね」と、気軽に読んでいただけたら幸いだ。

生きる意味

僕は28歳まで普通のサラリーマンだった。

人間誰しも28歳にもなれば将来の自分の姿がおぼろげながら見えてくる。

諸先輩の姿を見れば10年後、20年後、ずっと未来の自分が容易に想像ができる。

自分は特別な存在とも才能があるとか一度も思ったことがないが、

なんか、、ちょっと、、。と思ってしまう。

自分は何がやりたかったのだろうか、、自分は何のために生まれてきたのだろうか。。

本当の自分って何だろう。本当の幸せって何なんだろう。。

今まで人生のことなんか全く考えてもみなかったツケがここになって顔を出して問いかけてくる。

これでいいの？？このままでいいの？？

一度考え始めるとそれは深刻な悩みに変化して僕を問い詰める。

仕事はまぁ順調だったしそれなりに楽しかった。でも忙し過ぎて家庭は崩壊寸前。

本当の幸せって何だろう。。。自分は何がやりたかったのだろう。。。

何日も何日も悩んでいると自分は小さな子供の頃から絵が好きだった事が蘇る。

あぁ自分は絵描きになりたかったんだ！

自分のやりたかった事が見えてくると動かずにはいられない困った性分。

紆余曲折を経て僕は３ヶ月後会社を辞める事になった。

※この時の紆余曲折の詳しい話を書くと膨大になるので詳しい話はまた別のところで書く事にする。

本当の幸せって何だろう。。。

誰だって幸せになりたい。

人間に限らす動物も植物も生きとし生けるもの全ての生物は幸せを求めている。

幸せをテーマにした歌を世界中の人が歌っているのに争いは絶えない。

本当の幸せって何なんだ？

僕も含めみんな幸せの意味を知らないんじゃないのか？？

自分の残りの人生を全て使って「本当の自分」や「本当の幸せ」の探求に捧げる。

そんな生き方もあって良いんじゃないのか？

本当の自分、本当の幸せ、そう簡単に答えを得られるとは考えていないが、

残りの人生の全てを使ったら答えが出るかも知れない。

駄目ならそれはそれまで。来世は違う生き方をする。

それで良いと思う。

「よし！行こう！！」

格好をつけて言うのではない。

本当にそう強く強く強く覚悟したのだ。

人生は短い。死ぬ時にため息だけはつきたくない。

やっとけば良かったな〜。そんな後悔は嫌だ！！

やってもやらなくてもどうせ人間いつかは死ぬ。

60歳を過ぎた今になってその時の決断は間違っていなかっと思っている。

勿論とても苦労や失敗も山ほどしたが、それ以上に膨大な素晴らしい奇跡を体験する事ができた。

「本当の幸せ」の答えは今でもはっきり分かってはいない。

でもぼんやりと形だけはわかり始めた気がする。

人生はゲームだ。勝ち負けの事ではない。

テレビゲームや麻雀、カードゲーム、それと同じ。

ゲーム自体が楽しいのだ。

テレビゲームをやった事がある人なら分かると思う。

ゲーム中盤で「旅人の服」に戻っても辞めるかね？

麻雀をやった事がある人なら分かると思う。

配牌の時にアンコが３つも！

その興奮がゲームの醍醐味だ。人生も同じだ。

勿論勝ち負けも大切だが、

そこに行き着くまでの歩く道が人生なのだ。

道々で体験する経験が、失敗が、ラッキーが、ゲームであり人生そのものなのだ。

実際に歩いた僕が断言する。

怖くても踏み出せば人生は奇跡に溢れていて楽しい。

ちなみに僕は当時結婚していたし子供もいた。

おまけに美術学校へも行った事がなく、まともに絵を描いた事すらなかった。

つまり全くの素人だった。

だからかなり厳しい道のりになるのは初めから分かっていた。

でも残りの人生の時間を全て使えば何とかなる気もした。

何年か前、若い書道家から「続けていく秘訣は何でしょうか」と聞かれた事がる。

「覚悟」。即答した。死ぬ覚悟、絶対絶対諦めない覚悟。

長い話になってごめんなさい。
ここまで読んでくれてありがとう。